シリーズ: 洋楽で学ぶ英語 〜It's just a shot away編〜
こんばんは。
30分間で1億万時間勉強できる男、来週さんです。
ご存知の通りテスト対策に押し潰されているため、本日はその息抜きに軽めの記事で行きます。
■みんな大好きストーンズ
というわけで、まずは宣伝です。
私は音楽が好きで、そしてDTMerなのでよく音楽を聞きます。洋楽も聞きます。
WeezerとPixiesなんかは毎日のように聞いてるので、いずれここで宣伝したいですね。
で、本日宣伝するのがこちら、The Rolling Stonesより『Let It Bleed』。
まあ私が今更宣伝するまでもなく皆様ご存知全会一致の不朽の名盤です。
『デッカ期最高のアルバム』『ベガーズと並ぶ最良の一枚』として名高く、また悲劇のギタリストでありストーンズ初期のリーダーであったブライアン・ジョーンズ在籍最後のアルバムでもあります。
何度でも聞きたくなるようなバラエティ豊かな楽曲たちが並んでいますが、歌い上げられる内容は戦争、強姦、殺人、クスリと退廃的。
Let It Bleedのリリースは1969年、世界は東西冷戦とベトナム戦争に揺れていました。
この一曲目『Gimme Shelter』も鮮やかなアンサンブルとは裏腹にそんな退廃的な雰囲気が漂っています。
さて、この『Gimme Shelter』には次のような歌詞があります。
War, children, it's just a shot away
It's just a shot away
War, children, it's just a shot away
It's just a shot away
どういう意味でしょうか?
戦争、子供たち、その後の文のitは単数形なので戦争を指すというのはいいとして、just a shot awayとは?
例えばfar awayと言えばメッチャ遠いという意味ですよね?
1km awayなら1キロメートル離れている。
つまりIt's just a shot awayで『"It = 戦争" が "a shot" 分だけ離れている』ということです。
childrenはまあ呼びかけみたいなもんでしょうか。
shotには色々な意味がありますがここでは明らかに『shootの過去分詞系』とかではなく『発砲、発射』でしょう。冠詞もついてるし。
以上よりIt's just a shot awayは『一発撃つだけ離れている』=『銃弾一発で戦争が始まってしまう』みたいな意味でしょう。
『今にも戦争が始まっちまいそう!』みたいな。要するにクソヤベーってことです。
同じように、この『Gimmie Shelter』の後半に出てくる次の部分も訳してみましょう。
I tell you love, sister, it's just a kiss away
It's just a kiss away
I tell you love, sisterはまあ『愛ってモンを教えてあげようお嬢さん』みたいな感じでしょう。
It's just a kiss awayは 『"It = 愛" がキス一回分だけ離れている』つまり『キス一回で始まっちまうんだぜ』。
というわけで、みなさんが英文と読んでいるときに『〜 is a ◯◯ away』というフレーズが出てきてもなんとなく理解できるようになったんじゃないかなと思います。
■当ブログ初のシリーズ企画(未定)
正直英語そんなに得意じゃないのであんまり信用しないでくださいね。英語の先生でもないし。
『ふーん』と思って読んでいただけたらそれで十分でございますし、『なるほど、じゃあちょっとLet It Bleed聞いてみよっかな』と思っていいただければこれ以上のことはないです。
そして勝手にタイトルにシリーズとか書いちゃってるけど次回は未定です。
ネタはまあいくつかあるので気が向いたらそのうち。
では。